全国統一試験の結果発表
GCSE と A レベルの結果が、発表されました。
夏休みの真っ最中。
8月の後半は、イギリスの受験生や親達は、びくびくの時期です。
なぜなら、Aレベル・GCSEの試験結果の発表がされるからです。
イギリスでは、入学受験でなく、卒業時の全国統一学力試験で、その後の進学路が決まります。
全国統一試験は、二つ。
GCSE(The General Certificate of Secondary Education)
中学修了時Year11(16歳)と
A レベル(Advanced Level General Certificate of Education)
高校修了時Year13(18歳)に行われます。
Aレベルの前年にASレベルと呼ばれるAレベルの模擬試験があります。
イギリスの全国統一試験の結果は、一斉に発表されます。
発表日は、毎年決められます。
2013年の今年の結果発表の日
Aレベル 8月15日
GCSE 8月22日でした。
Aレベルの結果を持って、9月から大学へ進学する高校生達にとっては、ドキドキの日ですね。
GCSEの結果も、その後、Aレベルへの進学コースを取る学生にとっては、受験科目を決める大きな目安になります。
大学進学をする高校生は、Aレベルの模擬試験(ASレベル)の結果をみて、志望大学やコースを決めます。
大学への申し込みは、大学入試センターであるThe Universities and Colleges Admissions Service(UCAS)に11月に申し込みを終えます。
書類選考の後、面接がある場合は、面接を受けて、
「Aレベルでこの科目のこのグレードを取ったら、入れてあげるよ。」という約束を取り付けて、
6月にAレベルの試験を受けます。
GCSE、Aレベルとも、結果のスコアは、グレードと呼ばれ、AからDまでの5段階。
Cまでが合格。
2009年からは、これに加えて Aよりグレードが高いA*( Aスター)が加わりました。
オックスフォードやケンブリッジ大学並みのトップ校になるとこのグレードを持っていないと難しいと思われています。
大学進学に必要なAレベルは、たいていは、最低3教科。
GCSEは、中学校により、選択できる教科の数が違います。
娘の通っている私立の女子中学校は、GCSEで選択できる数は9教科。
ほとんどの学校で、英語、理科(物理・化学・生物)、数学は、必須科目です。
公立中学校の方が、GCSEの為に選択できる科目数が多い場合もあります。
中には、11科目とれる場合も。
イギリスの新聞からの引用です。
11 A*s for Sir Winston Churchill's model great-granddaughter
Sir Winston Churchill’s great-granddaughter gained 11 A* grades in her GCSEs .
第2次大戦時代、英国の首相だったチャーチル氏のひ孫でモデルの女の子が、GCSEでA*を11個とる快挙。(さすがですね。)
Aレベルの成績が悪くても、GCSEの成績を考慮してくれる大学もあるので、
どの科目を取るかという選択は、かなりシビア。
もちろん、GCSEで取らなかった教科をAレベルで勉強することもできるのですが、
2年間GCSEの勉強をしてきた他の生徒との競争になるので、あまりお勧めされません。
Aレベルの結果を待つ13年生(高校最終学年)も深刻ですが、GCSEの科目を選択する9年生(13歳)もシビアな気持ちで、自分たちの進路を選んで行かないといけないといったプレッシャーがかかっています。
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